伝統行事等詳細

しょうでん みっこのまい
昇殿 巫女の舞

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行事内容

萩藩2代藩主毛利綱広のとき、安芸の厳島神社を勧請して萩城の東北一里の所にある越ヶ浜の池畔に一社を建立した。同社では、毎年旧暦6月17日夜、本社の厳島神社と同じように管弦祭が催された。その際に神輿を船に乗せて海上を渡るが、船に続いて大きな漁船2艘を横に並べて、その上に舞台を造った巫女船が続き、まず萩城潮止門の外に船を止め、ついで住吉神社の裏手となる菊ヶ浜の御旅所に立ち寄ってそれぞれ神楽を奏する。
舞は4人1組の巫女によって演じられる。囃子の前半は横笛と太鼓の荘重な伴奏に合わせて扇を持って舞う。後半は鉦が加わってにぎやかな伴奏で、鈴と扇を両手に持って舞う。巫女の衣装は本番までは神前に供えて清めたのち着用するのが慣例で、頭上には金色の小さい烏帽子と花かんざしをつけている。由来は明らかでないが、安芸の厳島神社に倣ったもので、約300年伝承されたものと思われる。
昇殿 巫女の舞は、昭和46年3月26日、『越ヶ浜「巫女の舞」』として萩市指定無形民俗文化財に指定され、現在は、毎年厳島神社の春祭り・夏の管弦祭で地域の女児が舞の奉納を行っているほか、市内外でのイベントへの参加等を行っている。

行事の見どころ

昇殿 巫女の舞は、優雅な所作の舞と多彩な囃子が見どころである。
舞の前半では、横笛と太鼓の荘重な伴奏に合わせて舞手が扇を持って舞う。また後半では、鉦を加えたにぎやかな伴奏で、鈴と扇とを両手に持って舞う。
巫女の衣装の清らかさと愛らしさも見どころで、頭上には金色の小さい烏帽子と花かんざしをつける。

周辺地図

例年の実施日
厳島神社の春祭り:4月第2土~日曜、夏の管弦祭:旧暦6月16~17日
令和6年度の実施日
実施しない
補足事項
越ヶ浜地区内の感染症の状況等を考慮し、今年度は実施しない。
開催場所
萩市越ヶ浜地内
交通アクセス
山陰本線越ヶ浜駅から徒歩25分、防長交通越ヶ浜バス停から徒歩すぐ
お問い合わせ先
萩市役所文化財保護課
bunkazai@city.hagi.lg.jp
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