はねだのふきはやしならびにたいまつぎょうじ
羽田のフキハヤシならびに松明行事
- 滋賀県
- 4月


上羽田町の羽田神社と中羽田町の八幡神社との合同祭礼、下羽田町の剣神社春季例大祭として、毎年4月第1土・日曜日に行われる旧羽田郷の祭礼行事を指す。
羽田神社と八幡神社の合同祭礼では、宵宮の夜に松明行事が行われ、点火した担ぎ松明を先頭に、鉦と太鼓を鳴らしながら渡御を行うほか、渡御の道中や馬場等に置かれた松明に火を付ける。本日(ホンビ)のフキハヤシは、羽田神社の祭典中と、御旅所である桜馬場で行われ、幼稚園入学前から中学校入学前までの4人の子どもが、町ごとに異なる囃子を演奏奉納する。
下羽田では午後6時半に公民館から若衆と氏子総代などの役員が剣神社へ向かい、途中は鉦・太鼓で行列する。神社に着くと宵宮神事が行われ、境内に用意された松明に火が付けられる。
神社内や渡御の道には大小多くの松明が奉納される。松明は勢いよく燃やされ広い馬場や境内は火の海となり、打ち鳴らされる太鼓と鉦の音色と相まって勇壮な景色である。 フキハヤシは、紋付き羽織袴姿の子どもたちが笛や鼓、太鼓を演奏し、大役を務めあげる。