おがわまつり(にうかわかみじんじゃれいたいさい)
小川祭(丹生川上神社例大祭)
- 奈良県
- 10月

小川祭は、毎年10月の第2日曜日に丹生川上神社中社において開催される東吉野村最大の祭であり、文献によると明治13年頃に始まったとされています。8ヶ大字(小川・小・木津川・小栗栖・中黒・三尾・狭戸・大豆生)から氏子が太鼓台を繰りだし境内を練り歩いて奉舁する小川祭は、けんか祭とも呼ばれ県下でも有名で多くの参拝客で賑わいます。
都会に住む親戚や若者、知人が小川祭にあわせて帰村し、色とりどりの鮮やかな太鼓襦袢を着て太鼓台を担ぐ男性や美しい和服に身を包んだ女性など老若男女を問わずたくさんの人で境内はあふれかえり、周りには多くの出店が立ち並びます。
祭当日の午前中は神事である「太鼓台奉舁安全祈願祭」が行われ、次いで地元小学生による「水の舞」と蟻通神楽保存会による「神楽」の奉納があります。
正午頃になると各大字の氏子に担がれた八連(やから)の太鼓台が神社に集まり、掛け声も勇ましく重さ1トンを超える太鼓台が境内を練り歩く様は勇壮そのもので神人和楽の境地と言えます。