かみむたぐちぎおんししまい
上牟田口祇園獅子舞
- 福岡県
- 7月



大木町の上牟田口地区で、毎年7月の第2日曜日に行われる伝統行事。
獅子頭は赤と黒の2頭があり、1頭につき2人の氏子が入る。
まず早朝に禊と神事を行い、その後清め役の露払いに導かれながら、2頭の獅子は地区内の民家1軒1軒を回っていく。獅子は訪問した家の中を回って邪気を追い払い、住人の頭を噛んで無病息災を祈願する。
始まりは明治時代中頃と言われ、昭和40年に中断するものの、昭和56年に復活を果たした。そのとき発足した上牟田口獅子舞保存会によって現在まで継承されている。
朝7時、神事を終えた獅子は、最初に神社境内と隣接する公民館の周りを、声を上げながら1周する。通常のものより大きめの獅子頭が駆け抜けていく様子は迫力に満ちている。