たなぶまつり
田名部まつり
- 青森県
- 8月



田名部まつりは、青森県むつ市にある田名部神社の例大祭である。毎年8月18日から20日までの3日間、田名部神社を中心とする5つの町内の山車が練り歩く。20日は神輿の露払いとして5町内を一巡し神社へ還る。現在は昔ながらの若者組の伝統をくむ組によって山車の運行が行われている。
田名部まつりの起源がいつかは定かではないが、江戸時代中期の紀行家菅江真澄が田名部を訪れた際に書いた「牧の朝露」によれば、寛政5年(1793年)にはすでに現在の運行形態に近い形態で行われていたことが記録されている。
なお、田名部神社は2023年に御鎮座400周年祭を開催している。
田名部まつりでは、豪華絢爛な5台の山車が町内を練り歩きます。これらの山車は京都祇園祭の流れをくみ、昼は伝統的な刺繍の幕や御簾の豪華な装飾にスローな囃子で運行し、夜は灯篭の額に速いテンポの囃子で夜遅くまで揃いの印半纏で山車を曳きます。
クライマックスは、8月20日の深夜に行われる「五車別れ」です。5台の山車が十字路で一堂に会して樽酒を酌み交わし、来年の再会を誓います。