いわみかぐら
石見神楽
- 島根県
- 11月

石見神楽とは島根県西部(石見地方)に古くから伝わる伝統芸能で、その年の豊作や豊漁を祈願し神々に捧げる歌や踊りのことをいいます。
令和元年5月には石見地域の継承文化として日本遺産の構成文化財の一つに認定されました。
時の流れと共に移り変わり石見人の気質にあった『勇壮で華麗な舞』として石見神楽は現在に引き継がれてきました。
現在では、定期公演会場やイベント会場などで演じられることも多くなってきましたが、今でも秋祭りの時期に収穫を感謝して市内各地の神社の境内にある神楽殿で夜を徹して舞われる奉納神楽は地域の宝であり、人々の暮らしに連綿と息づいています。
華やかな衣装や表情豊かな面を身につけた人々が太鼓や笛のお囃子に合わせ、勇壮かつ華麗な舞は観る者を魅了します。
お囃子にはテンポの速い八調子のものと遅い六調子のものがあり、日本神話を題材としたストーリーは30種類以上あると言われています。