いいばかぐら
飯場神楽
- 福岡県
- 不定期



飯場神楽は明治25年(1892年)、地域に病気が流行したため氏子の安全を願い、今の糸島市の高祖(たかす)神社高祖神楽に習って始められました。しかし氏子の減少などで後継者が不足し、昭和52年(1977年)頃に活動は休止されました。その一度途絶えた神楽を、この地区に移住してきた住民と、飯場神楽経験者が力を合わせて活動を再開しました。少しずつ楽や舞を復活させて「飯場神楽保存会」として地区外からも広くメンバーを募集し、演目も増え、現在は大人8名、子ども5名で月2回公民館で練習を行っています。このように将来を展望した新しい組織で活動している飯場神楽を多くの方々に見て頂きたいと思っています。
飯場神楽の演目(現在は約10演目)は古事記の神話に基づくものが多いですが、子ども達も楽しく参加してもらえるように、新しく神社庁の巫女舞も取り入れています。巫女舞を習得した子どもたちは、本来の飯場神楽の演目にも挑戦しています。また他の神楽団との交流を通して新しい演目も学ぶなど、保存会全体で積極的な活動を展開しています。