なかのしこぶちじんじゃのじんじ
中野思子淵神社の神事
- 滋賀県
- 1月、12月

安曇川流域に十数社点在しているシコブチ神社の中で、代表的な神社とされている七シコブチのうちの一社「中野思子淵神社」に古くから継承されている行事である。
行事の前日、集会所に集まりお供え物と藁縄を作る。お供え物は、小豆を炊いて半分ほど潰して升に詰めたもの、もち米を炊いて半分ほど潰し升に詰めて抜き四角く成形したもの、茹でた里芋に大豆を潰して作ったヌタを塗し藁と苧殻で作った籠に詰めたもの、秋刀魚の開き、お神酒、などである。
行事当日は、四つの木の御櫃を藁縄や紙垂で飾り、その中にお供え物を詰める。御櫃を四人の男性が担ぎ、稚児とともに中野思子淵神社まで歩いて奉納する。
お供え物を背負った男性4人と、稚児4人が出揃い、神社に向かう姿。