大阪府泉大津市では、毎年10月第2週の土・日曜にわたって、市内全域でだんじりを曳き廻す祭礼が行われます。なかでも、本市の海側の地域である西之町、下之町、上市、上之町、元町、宮本町、田中町、出屋敷町の8地区は「濱八町」と呼ばれ、この地区で行われる祭礼を「濱八町秋の祭礼」と呼びます。上市は濱八町の1地区として1台のだんじりを先人から受け継ぎ曳行しています。
最大の特徴は、だんじり同士が激しくぶつかり合う「カチアイ」で、その迫力は多くの人々を魅了し、祭りの目玉となっています。 起源は定かではありませんが、1780年頃からの開催が伝えられており、現在も地域住民によって大切に受け継がれています。

後ろから来た地車が前で待っている地車に当てに行く「かちあい」を行う