伝統行事等詳細

うさはちまんぐうしゅうきれいたいさい
宇佐八幡宮秋季例大祭

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行事内容

宇佐八幡宮の創建が嘉禄年中とされており、その時に御霊を運んだ一行が笠居郷に着いた年から続くとされる祭りです。地元では今年から創建800年祭が始まりました。
一年で一番大きなお祭りで、御神輿や獅子14連、奴2連、太鼓台、小船、元船の19連の練物を出し、秋の豊作への感謝を伝えています。地元総出のお祭りで、御神輿を先頭に各役と練り物連が祭礼行列を形成し、社殿から御旅所までの300m余りを7時間ほどかけて奉納しながら往復します。
秋季例大祭には、「神人・装束家・頭家」と呼ばれる特別な役があります。
「神人(ジニン)」は、宇佐神宮から香西に向かう神船に乗っていた一族である神高家・天雲家・田所家の三家の呼称であり、現在に至るまで秋季例大祭の神事の指揮を担っています。その役は、香西・鬼無・下笠居のどの地区から御神輿の御神幸を務めるかを決めるくじ引きをする役、頭家の世話をする役、それらを統括し指示を出す役など細かく個々人に割り振られています。神人は創建時より神宮寺と習合していた時代なども含めて、変わらず現在までその役目を果たし続けています。
「装束家」は、神人の来航の際、装束を整えた家だと伝わり、御神輿や元船、獅子舞、天神小奴などの練物の指揮を担っています。
「頭家」は毎年地区の持ち回り制で、香西2名・鬼無1名・下笠居1名の4名が選ばれる当番制度です。選ばれた家では「しめおろし」と言われる清祓いの神事を斎行し、その役を担う頭人は神懸かり、秋季例大祭の間、宇佐八幡宮の御祭神の露払いを務めます。

行事の見どころ

一つ目は土曜日の宵祭りです。幅3mほどの道に、練り物連と頭家などが列を成して奉納の順番を待ちます。その間、各連がそれぞれの舞や歌を披露していますが、狭い路地であるため、手で触れることができる距離感で各連の舞を見ることが出来ます。また、讃岐提灯を大量に燈し、「宵」と「灯篭」によって演出される独特の雰囲気を味わうことが出来ます。
日曜日の本祭りでは、すべての連が一堂に会しています。特に御旅所では、すべての来場者が神事も練り物連の奉納も観覧することが出来ます。約800年間営まれてきた伝統行事をご覧ください。

周辺地図

例年の実施日
10月第1日曜日と前日の土曜日
令和6年度の実施日
令和6年10月5日・6日
令和7年度の実施日
令和7年10月4日・5日
補足事項
-
開催場所
香西本町494
交通アクセス
ことでんバス イオン高松線・下笠居線香西中央通りから徒歩10分
お問い合わせ先
高松市創造都市推進局 文化財課
087-839-2660
ホームページ
https://www.usahachimangu.jp/index.html
https://www.youtube.com/@kozaikankokyokai