きのみやじんじゃのじゅうにかぐら
木ノ宮神社の十二神楽
- 福島県
- 5月


出雲系神楽で、1日に披露できる演目が12ほどであることから、十二神楽ともいわれる。福島県郡山市熱海町は県内でも比較的早い時期に同神楽が伝来したようで、地区内の多くの神社で行われていて、指導者も多く大玉村大山の神原田神社へは当社から伝授している。
当社は17座の演目を伝えていて、毎年5月3日の祭りに境内の神楽殿で全座を披露している。神楽殿は2間半四方の入母屋造り2階建てで、階上が舞台になっている。
過疎が進みつつあり、継承者は現在十数人であるが、継承への熱意は高く、演目は今日では比較的多い17座を伝えていて、祭りでは全座を披露する。木ノ宮神社の神楽殿の前には観客のための椅子も設けている。