かねざきぼんおどり
鐘崎盆踊り
- 福岡県
- 8月

鐘崎盆踊りは、口説き・太鼓・踊りの「三位一体」で構成される盆踊りである。その歴史は定かではないが、盆踊りとして確立したのは江戸時代中期から後期と考えられ、約三百年の歴史を誇り、福岡県の無形民俗文化財に指定されている。
一説には、口説きは新潟県佐渡方面、太鼓は石川県能登の輪島、踊りは南方から伝わってきたといい、古来より海を舞台に活躍した鐘崎の人々の交流を考える上で重要な伝承である。
口説き・太鼓・踊りの「三位一体」の盆踊りは活気に満ち溢れ、漁村の雰囲気そのもの。また、各集落の盆踊りでは、公道上に立てられた櫓を中心に、踊り手たちが道路に沿って輪になり踊る姿がみられる所もあり、町並みと相まってノスタルジックな雰囲気を醸し出している。