なかこうじとうじんおどり
中小路唐人踊り
- 鹿児島県
- 7月



中小路唐人踊りは、約180年前の出来事が基になったと言われています。江戸時代、琉球王国は徳川家などに貢物を届ける使節団を派遣していました。あるとき、琉球の使節団が船で帰る途中、大風雨に遭い、命からがら現在の山川港に避難しました。天候が回復せず、避難生活は長期間に及んだため、食料を欠くようになった琉球王国の使節団の使者らは、指宿や喜入前之浜方面(鹿児島市)に分散して分宿しました。その際、琉球王国の使者が避難先で披露した踊りが、現在まで伝承されています。
男性だけで踊られていて、振り付けは、体全体を大きく使ったり、ゆっくりとした動きが特徴的です。
中小路唐人踊りで唄われる歌詞は、意味が分かっていません。この謎めいた歌詞に、異国文化から伝えられた雰囲気があります。