もみじはちまんぐうししまつり
紅葉八幡宮獅子まつり
- 福岡県
- 8月



獅子祭は、民間で始まった伝統的神事で、獅子頭を持った若者が町内を練り歩き、獅子の眼力によって災いを祓って回るものです。暑い夏に町内の人々が無病息災、家内安全で過ごせるよう、また秋になれば五穀豊穣であるようにとの願いを込めて行われてきました。現在では農家が少なくなってきたため、五穀豊穣から商売繁昌へと変わりつつありますが、約300年続けられてきた大切な行事です。
当宮の獅子祭は周辺の各地域で行われていたいくつかの獅子祭、通称「おしし」が統合・合流したもので、現在は獅子を持った若者と神職が商店街や民家を回り、お祓いをしていきます。その獅子と神職が清めた街を、神様を乗せた神輿が巡行します。
福岡市では市内各地で獅子祭が行われており、平成31年に福岡市無形民俗文化財に登録されました。
現在、当宮の獅子祭は、お神輿に供奉する200名近い子ども達や100名近いご奉仕の方々が集う、大変賑わいのある地域に根差したお祭りとなっています。
獅子と共に回る神職の秘言によるお祓いと、多い時には総勢300名ほどになる行列が見どころです。また神輿行列にむかって、地域の皆さんが水をかけてくれます。