いまづにんぎょうしばい
今津人形芝居
- 福岡県
- 10月


今津人形芝居は、江戸時代後期に今津の隣村大原で始まった操人形を、明治24年に今津の人々が人形・道具一式を譲り受け、新たに恵比須座を結成し、現在にまで引き継がれているものです。昭和29年には福岡県の無形民俗文化財に指定されました。毎年10月に福岡市西区にあるさいとぴあを会場に定期公演を実施し、地元小学生が取り組む「傾城阿波鳴門」のほか、今津人形芝居保存会が3~4演目を演じます。
年に1度の定期公演では、約半年間をかけて行ってきた稽古の成果を発表します。総合学習として人形芝居を学んできた地元小学校の3年生も出演します。また、長年受け継がれた伝統のみならず、新しいものにもチャレンジしています。無表情な人形が、太夫、三味線と三業一体となるところが大きな見どころです。