いなみはちまんぐうしゅんきれいたいさい
井波八幡宮春季例大祭
- 富山県
- 5月



天保4年(1833年)に商売繁盛・家内安全を祈願する神事として始まりました。
獅子舞に先導された御神輿が、「よいやさ、よいやさ」という力者の勇ましい掛け声とともに、井波の町内を練り歩きます。
大人が担ぐ神輿は3種類あり、子ども神輿と合わせて6台の神輿が、3町内の獅子舞と4町内の屋体とともに町内を賑わせます。
獅子舞のひとつ「下新町の獅子舞」は、昭和22年頃町内で「獅子舞をしよう」という話がおこり、下新町青年会を中心とした準備を経て、昭和26年の井波春季例大祭で神輿巡行の露払いに初めて参加しました。譲り受けた古い獅子頭を使用していましたが、昭和29年に獅子頭を新調しております。昭和40年~49年は休止しておりましたが、昭和50年より再開し現在に至っております。
また屋体では中に芸人(三味線、太鼓、笛)・唄い手が入り、所望をいただいた家の前で、お客さんに出て来てもらって演奏を行います。
この祭りは日本遺産井波の構成要素のひとつとなっております。
神輿の担ぎ手が約10㎞を巡行する様、そして井波彫刻の技が光る獅子頭や欄間も見どころです。
また特に夜、屋体に提灯を点して祭り囃子を演奏する時はとても風情があり、祭り情緒を醸し出します。