ひらおかじんじゃしゅうごうさい
枚岡神社秋郷祭
- 大阪府
- 10月



枚岡神社秋郷祭は、東大阪市出雲井町にある枚岡神社で毎年秋に2日間にわたって開催される、秋の実り・秋の収穫に感謝するお祭りです。氏子を形成する9地区のうち、8地区の大中小23基の太鼓台が順番に宮入をします。また、各地区で太鼓台を曳行し、太鼓や鐘の音を地域中に響かせて、賑々しく執り行われます。
枚岡神社氏子9地区のうち松原は地車を曳行します。松原地区は神社から遠く、巨大な地車が近鉄奈良線の高架をくぐることができないため、秋郷祭では祭りの前に枚岡神社本殿でミニチュア地車と龍踊りを奉納します。松原での神事は、神職を町内に招いて執り行い、地車を枚岡神社手前の箱殿町まで曳行します。
大阪府下でも最大規模の秋祭りです。それぞれの地区の太鼓台が地元を練り歩き、23台の太鼓台が順次、枚岡神社に宮入りをします。宮入り後も、中垣や宮出と、枚岡神社の長い坂道となっている境内を、各地域の重厚な太鼓台が『チョーサ』と大きな掛け声とともに登り下りする様は、圧倒的な迫力と勇ましさがあります。また、多くの夜店が境内を埋め尽くし、参拝客で賑わいます。
松原で曳行される地車は、高さ4メートルを超える北河内型の巨大な地車で、旧街道筋や狭い町内を練り歩く様子は迫力があり、交差点などの“難所”を通る姿は見ごたえがあります。