えっちゅうやつおおわらかぜのぼん
越中八尾おわら風の盆
- 富山県
- 9月



越中おわらの起源は、江戸時代の元禄期に遡ると伝えられ、町外に流出していた「町建お墨付文書」を町衆が取り戻したことを喜び祝い、三日三晩町中を練りまわって踊り明かしたことに由来するといわれています。
毎年9月1日から3日にかけて、町中のぼんぼりに灯がともり、そろいの法被や浴衣姿に編笠をつけた踊り手が、三味線、胡弓の地方(じかた)に合わせて踊り、町中を流し歩きます。
越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂の町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露します。
艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓や三味線に合わせた伸びやかな唄などが来訪者を魅了します。