さくらのあきまつり
佐倉の秋祭り
- 千葉県
- 10月



佐倉の秋祭りは、佐倉藩の鎮守として信仰を集めた麻賀多神社(まかたじんじゃ)の神輿渡御を母体とする祭礼です。麻賀多神社神輿渡御(佐倉市指定無形民俗文化財)は、少なくとも今から約350年前より行われており、この渡御に合わせて山車の引き廻しも行われていました。現在は、麻賀多神社・愛宕神社・八幡神社・神明大神社の四社合同祭の形で、10月第二金土日に佐倉市新町を中心に盛大に行われています。
祭りは、県内最大級の大神輿である麻賀多神社神輿(佐倉市指定有形文化財)の渡御を中心に、各町の山車・御神酒所(踊り屋台)の引き廻しとそこで演奏される佐倉囃子(佐倉市指定無形民俗文化財)の演奏で盛り上がります。山車は、江戸時代後期の日本橋で用いられていたものを明治時代前期に佐倉の町の人々が買い付けたもので、「江戸の祭礼文化」が、今も佐倉で息づいていることがよくわかります。