かわらよろいけんばい
川原鎧剣舞
- 岩手県
- 8月



立根町の川原集落に200年ほど前に伝えられました。平家の亡霊を鎮める物語です。演目は扇子の踊、剣の踊、長刀の踊、綾の踊の4種類が伝承されています。
盆に町内の寺で踊り、集落の初盆の家で回向を捧げます。
4種類の演目は、打ち込み、回向(念仏)、中踊り、引刀で構成されています。
引刀では、ササラを持つ武蔵坊弁慶が経文を唱えることにより、平家の亡霊たちは一人ずつ退散・成仏していきます。最後に武蔵坊弁慶を主剣舞が対峙し、経文を唱えた後、ササラを投げ捨てて、短刀で戦うところが見どころです。