すえあらたじんじゃれいたいさい
陶荒田神社禮大祭
- 大阪府
- 10月



陶荒田神社は大阪府堺市中区上之に所在する神社で、和泉国大鳥郡の式内社で、須恵器の発祥の地に鎮座しており、別名、陶器大宮と呼ばれています。日本書紀や古事記によれば、崇神7年(紀元前90年)、崇神天皇により陶邑の大田の森に住む大田田根子を神主として祀ったら、疫病や様々な災害が鎮まったと言い伝えられています。彼の祖霊を祀る目的で創建された神社であります。
秋の禮大祭(10月第2土、日曜日)で使用されている北村地区地車(陶器北自治会が管理運営する地車を旧村名を用いて北村地車と呼称します。)は、「三枚板」や「板勾欄出人形」を取り入れた堺型と呼ばれる地車で、平成20年にあまの地車製作所の棟梁天野三郎氏が苦心して作り上げた初めての上地車で、彫刻が細やかな堺市南部地域に昔から継承される形態の地車であります。材質部材は彫刻を含め「欅材」が多く使用されていて、地区のコミュニティーの賑わいと地区の絆の中心を担ってきた地車であります。また、祭りの2ヶ月前より鳴り物の練習を実施し、後継者育成に努めています。
陶荒田神社の禮大祭に宮入する10台宮入し五穀豊穣を祈願した祭りです。
陶荒田神社に10台での宮入 その後のパレード曳行 夜の福田西交差点での練り合わせ。