いずみだんじりまつり
和泉だんじり祭り
- 大阪府
- 10月
大阪府南部に位置する泉州地域では、「だんじり(地車)」と呼ばれる地車が秋祭りに曳かれ地域を賑わしています。地車の起源は、西暦740年頃に和泉国で発生した大飢饉が発端と言われていますが、「郷社現行特殊慣行神事」と言われる書物に、「天正13年(1585年)新興並びに地車六基が整列した」との記述があり、地車の最古の記録と言われています。市辺町及び南・東泉寺・馬場・小社の地車が毎年宮入を行う泉井上神社の境内には慶長10年(1605年)に豊臣秀頼が建立した国指定重要文化財の和泉五社総社本殿があり、「和泉」の地名の発祥となったと伝えられる「和泉清水」を祀っています。
秋祭りの日々には町の全てがいきいきと甦り、エネルギッシュな若者達を中心に世代を超えたチームワークで地車を自由自在に操り街中を疾走する姿を見ることができます。また、2日目に実施される「和泉だんじり大連合」では、府中五町はもとより周辺地域の地車が総勢18台集まり、多数の見物人が見守る中、和泉府中駅を中心に華やかに疾走し、祭りを盛り上げます。
地車は、街中を勇壮に走るだけではなく、地車に掘られた彫り物も必見です。
和泉府中駅前を中心に18台のだんじりの曳行を見ることができるイベント。
祭りを盛り上げる大太鼓・小太鼓、鉦や笛、優美さを引き立てる提灯や幟など優美に着飾っただんじりの動と静を堪能してみてください。
各町だんじりの彫り物も見どころの一つです。
市辺町のだんじりには武勇を表す彫り物と欄干の下部には小栗判官絵巻の彫り物があります。