さほじんじゃあきまつり
佐保神社秋祭り
- 兵庫県
- 10月

佐保神社は、建立以来1000年を超え、延喜式に名を連ねる由緒ある神社であり、その社勢は市内のみならず氏子集落数十を数える北播磨一の大社として栄え、その門前町一帯の地区名「社(やしろ)」の由来ともなっています。
毎年10月中旬に開催される秋祭りは、太鼓屋台を奉じ、五穀豊穣、無病息災を祈願する北播三大祭の一つとしてその賑わいは広く知れ渡っています。祭りは宵宮と本宮の2日間開催され、太鼓屋台は2日目の本宮で神社境内にて奉納されます。
戦後の経済事情や若者の流出などによって太鼓屋台の運営が困難になる集落が続出しその勢いは衰徴する中で、現在は、神輿2台と社上組、下組、上中、新町の4基の太鼓屋台が出されています。
本宮にて行われる屋台の奉納は、氏子である4組の太鼓屋台が順番に宮入りし境内を勇壮に練り歩く大変迫力のある場面となります。また、その前後で獅子舞の演舞奉納などもあり、佐保神社周辺の氏子が勢揃いし、その年の穀豊穣、無病息災を祈願します。