いいだはちまんじんじゃのまつり(てっぽうまつり)
飯田八幡神社の祭り(鉄砲祭り)
- 埼玉県
- 12月
毎年12月第2日曜に行われ、神馬が参道の両側で発射される空砲の中を社殿に駆け登る「お立ち」の神事が「鉄砲祭り」の名で知られる。
前日の宮参りに始まり、笠鉾・屋台曳行や三番叟や歌舞伎、大名行列、神輿渡御、川瀬神事など多彩な行事が続く。鉄砲の奉納は豊猟祈願ともいわれるが起源は明らかではない。
埼玉県指定無形民俗文化財に指定されている祭り行事であり、小鹿野町指定有形民俗文化財に指定されている「飯田屋台」と「八幡神社の笠鉾」の2基が曳き回される。
「八幡神社の笠鉾」は、明治時代末期に黒海土(小鹿野町両神薄)から購入した部材と秩父市本町の夏祭り笠鉾を組み合わせており、飯田下郷・中郷の人々により曳行される。
「飯田屋台」は、張り出し舞台・花道・芸座を組立て、地元の上飯田若連などの手により埼玉県指定無形民俗文化財「小鹿野の歌舞伎芝居」が演じられる。