伝統行事等詳細

きたのさいずいきまつり
北野祭瑞饋祭

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行事内容

北野天満宮北野祭瑞饋祭は、永延元年(987)一條天皇の勅使差遣に由来するかつての勅祭「北野祭」の流れを汲む、京都の代表的な秋祭りである。応仁の乱で一度途絶えた北野祭の巡行が明治初年に氏子有志の請願により復興した歴史を持つ。村上天皇御寄進と伝わる第一鳳輦を中心に鳳輦2基、葱華輦1基、導山、松鉾、梅鉾、御羽車、稚児等で構成される約200人の渡御列が毎年10月1日に北野天満宮本社から西之京御輿岡町の御旅所まで巡行し、四日間同所で祭典を行った後、10月4日に氏子地域を巡行して還御する。
近年北野天満宮では来る令和9年に迎える式年大祭「御祭神菅原道真公1,125年半萬燈祭」に、大祭北野祭を復興させるべく取り組んでおり、瑞饋祭はその祭礼期間の掉尾を飾る重要祭典として位置づけられている。
<10月1日>
午前9時 神幸祭出御祭
午後1時 神幸祭渡御列出発
午後4時頃 御旅所着御祭 八乙女舞奉納
<10月2日>
午前10時 献茶祭(御旅所)
<10月3日>
午後3時 甲御供奉饌(御旅所)
<10月4日>
午前10時 還幸祭出御祭
午後1時 還幸祭渡御列出発
午後4時半頃 還幸祭着御祭
<10月5日>
午後3時 后宴祭

行事の見どころ

10月1日神幸祭、4日還幸祭の渡御列はかつての勅祭「北野祭」の流れを汲むもので、御祭神菅原道真公を奉戴する第一鳳輦は村上天皇の御寄進、葱華輦は一條天皇の御寄進と伝わる。その他松鉾、梅鉾の見返りや錦蓋・菅蓋など西陣の中心である北野に相応しい豪華な威儀物が供奉する。近年では北野祭再興に向けて、当時の様子を描いた祭礼絵巻に描かれている「花傘」なども復興されて渡御列に加わっている。
また、行列に供奉する稚児も人気で、中でも八乙女は、芸能文化の神としての信仰も篤い北野天満宮において重要な位置を占め、「祭礼絵巻」では神輿の綱を引いて供奉する様子が描かれ、詞書部分では夕日に照らされる神輿と共にその美しさが絶賛されている。現在の八乙女は童女8人で構成され、行列への供奉の他、10月1日の神幸祭御旅所着御祭と同5日の后宴祭で神前に「鈴舞」「田舞」を奉納する。

周辺地図

例年の実施日
10月1日から10月5日
令和6年度の実施日
令和6年10月1日から5日
補足事項
10月1日神幸祭・10月4日還幸祭 御鳳輦渡御列巡幸供奉
10月1日御旅所着御祭後に八乙女舞奉納(西ノ京御旅所)
10月5日后宴祭にて八乙女舞奉納(北野天満宮)
開催場所
北野天満宮(上京区馬喰町)
北野天満宮御旅所(中京区御輿岡町)
交通アクセス
(北野天満宮)京都市バス「北野天満宮前」(北野天満宮御旅所)京都市バス「北野中学前」
お問い合わせ先
北野天満宮社務所
0754610005
ホームページ
https://www.kitanotenmangu.or.jp