じだいまつり
時代祭
- 京都府
- 10月



時代祭は、明治28年平安神宮創建当事から始められたもので、毎年10月22日平安遷都の日を記念し、平安講社が執行する京都の誕生祭とも言うべき市民祭である。
行列は幾度か変遷を経て現在20列、人員2,000名、その長さ2㎞に及ぶ大行列となり、全国から入洛する数十万の観覧者を魅了している。
昭和58年に「時代祭風俗行列」として京都市の無形民俗文化財に登録され、日本文化のふるさと京都を語る上で欠く事のできない伝統行事(京都三大祭)の一つとなっている。
時代祭に使用する衣装祭具は1万2千点にも及び、行列に使用する衣裳祭具は各分野の専門家による厳密な時代考証と京都の伝統産業の精華を結集した極めて文化的価値の高いものである。その衣装は実際に人間が着装し行列に参加することにより損傷や汚れ、劣化で修理に多額の費用がかかるが、毎年新調補修を行う事により、1200年前より京都に残る伝統服飾工芸技術が現在まで受け継がれてきている仕組みともなっている。