おおくらだにのうしのりしんじ・はやくちながしうたい
大蔵谷の牛乗り神事・囃口流し謡い
- 兵庫県
- 10月



牛乗り神事
稲爪神社発祥の伝説にまつわる神事で牛に乗り、鉄人の足裏を矢で射って敵を殲滅した武将が、当地大蔵谷の発展を願う口上を述べる神事。
囃口流し
謡い手の浴衣着流しの男性が、扇子を顔の前にかざし、けやりと対になった当地にちなむ「づくし唄」を謡う。鳴り方、三味線、鐘、太鼓が調子を合わせる。江戸期より伝わる大衆芸能。
牛乗り神事
街道行列の出発地点と随神門の前での宮入奉納時に大蔵谷の発展を願う口上を述べる。
お先太鼓、猿田彦神が先頭し西国街道の約1kmを牛に乗り、お旅の納めとして街道行列をする(本宮祭)。
囃口流し
秋祭り宵宮の日に各家の繁栄を願うため、地元民家を廻り、門前で祝い唄の「囃口流し」を謡う(宵宮祭)。夕刻、灯のともった提灯で飾られた屋形舟を後ろにおき、随神門前で会員全員でのけやり、囃口流しの宮入奉納がある。