なつ:だいよっかいちまつり/あき:すわじんじゃれいたいさい(あきのよっかいちまつり)
夏:大四日市まつり/秋:諏訪神社例大祭(秋の四日市まつり)
- 三重県
- 8月、10月



大四日市まつりの起源は、1964(昭和39)年、それまで四日市市の中心部で行われていた「港まつり」・「七夕まつり」・「商品祭」の3つの祭を統合して、市政記念日の8月1日から四日市港の開港記念日の8月4日までを開催期間として、大四日市まつりが始まりました。
諏訪神社の例大祭は、本年(令和6年)は10月5日(土)・10月6日(日)に開催されます。江戸時代初期に起源を持つとされ、「四日市祭」の名で親しまれてきました。諏訪神社への練り込み(奉納)をはじめ、諏訪神社近くの商店街では「宵祭り(土曜日)」や「黎揃い(日曜日)」などが例年行われています。
大四日市まつりに登場している山車やネリなどは、この「四日市祭」をはじめ、市内各地の伝統行事にゲスト出演しています。
【菅公山車の歴史】
敗戦という絶望と荒廃した気持ちを癒し、バラバラになった町民の気持ちを一つにまとめ、また子供たちに学問の大切さと楽しみを身をもって感じてもらおうと、昭和23(1948)年、衣食住もままならない中、生活基盤の再建の槌音と並行して現在の菅公は再興されました。「菅公」は元々、諏訪神社例大祭のために有志によって創建、再興されたものでありますが、「新丁」の人々を一つにまとめ上げる役割を果たしてきました。そして、「新丁菅公保存会」はその心意気を引き継ぐものです。
夏の大四日市まつりは、踊りフェスタと子ども太鼓が中心となり、新町菅公山車はメインの行事を盛り上げる役割を担っています。また、秋の諏訪神社例大祭は、各町の山車が中心となる祭りです。
【菅公山車とは】
人形が筆を持ち、絵馬に文字を書き上げるからくりです。それを菅原道真公がお誉めになり、童子たちが喜ぶ姿が山車上段の舞台で演じられ、クライマックスとなります。お囃子方は笛・太鼓・三味線が賑やかに山車の巡行を盛り上げます。町内の子どもたちをはじめ保護者や青年たちが、山車の引き方・かじ方・さお方となります。多い時で70名前後の人たちが参加します。