ふしきじんじゃしゅんきれいたいさいのさいれいぎょうじ
伏木神社春季例大祭の祭礼行事
- 富山県
- 5月



伏木神社春季例大祭の祭礼行事は、曳山の蔵出しに始まり、山宿での山飾り、神輿渡御、花傘山車、夜は提灯山車の次第で行われる。これらの一連の祭礼行事は古式をよく守り、高岡市を代表する民俗行事のひとつである。これらの行事の起源として、最も古い山車は天明年間(1781~)作とも伝えられ、200年以上の歴史を持つ。
※令和6年度は能登半島地震の影響により縮小開催
昼間の花傘山車は、芯柱・花傘・籠といった神霊を迎えるための諸要素を備える曳山であり、豪華絢爛な姿で町を曳き回す。夜間の提灯山車の曳き出しでは、勢いよく山車同士をぶつけあう「かっちゃ」が行われるが、この祭りが「伏木けんか山」とも呼ばれる所以であり、その様は、港町気質の特色をあらわす勇壮なものとしてよく知られている。