おおとみじんじゃしゅんきじんこうさいはちやぎおん
大富神社春季神幸祭(八屋祇園)
- 福岡県
- 4月,5月



大富神社の春の大祭である「神幸祭」 の起源は古く、『宗像八幡宮縁起』によれば、天平12年(740)の「藤原広嗣の乱」に際し、その鎮圧に功績のあった上毛郡の擬大領、紀宇麻呂の凱旋の様子を模したものと言われており、毎年4月30日と5月1日の両日に行われます。
祭りの1日目は、神前に安置された神輿三体の前で舟歌組による「天狗そろい」が歌われ、続いて「感応楽」が奉納(隔年)された後、神輿、威儀物、傘鉾などの行列が各地区をとおり八尋浜の御旅所を目指します。途中で大船、山鉾、踊り車などがこの行列を迎え、御旅所に着くころには大変な賑わいを見せます。ここでお着きの神事を行い、船歌組によって「泰平楽」が奉納され、再び「感応楽」の奉納(隔年)で初日を終えます。そして、夜もふける頃、祇園車が次々と御旅所に到着し、一気に広場へ入る様は勇壮で祭りの醍醐味を感じさせます。
2日目は、お立ちの神事の後、御旅所を後にし、行列は大富神社へと帰還します。両日とも地区毎に氏子が総出で参加し、地域を挙げての祭りとして盛大に繰り広げられます。
30日、17時以降に御旅所に山車が集結し、21時頃から競演会が実施されます。
祇園車が次々と御旅所に到着し、一気に広場へ入る様は圧巻です。