やまもとくまのしゃ さいれい ししまいほうのう
山本熊野社 祭礼 獅子舞奉納
- 富山県
- 10月
当地区の獅子舞は、明治期にはすでに行われていたと伝えられている。春季または秋季の祭礼に合わせて奉納され、かつては祝い事のある年などに青年団が主催して実施していた。平成11年には「獅子舞保存会」が発足し、以後は4年ごとに開催されるようになった。
また、平成19年からは女性も参加するようになり、男女を問わず地域住民が伝統芸能の継承に携わっている。地域の連帯を深めながら、長年受け継がれてきた勇壮な獅子舞の保存と継承に努めている。
金沢の「にらみ獅子」系統に属する獅子舞で、獅子取りが獅子に戦いを挑み、最後に獅子を倒す演目が特徴である。獅子の胴(蚊帳)には8人が入るが、胴はあまり大きく動かず、獅子頭が勇壮かつ迫力ある動きを見せる。獅子取りは子供や若衆が務め、鎌・剣・薙刀・棒などの採り物を手に、1人・2人・3人で獅子と対峙する。これに応じて頭持ちは、獅子頭を上段・中段・下段、あるいは左右へと巧みに振り動かしながら激しく渡り合う。
笛と太鼓による囃子に合わせて繰り広げられる、獅子取りと頭持ちのダイナミックな攻防や勇ましい掛け声は、この獅子舞最大の見どころである。