かみじょうだいねんぶつかんこおどり
上條大念仏かんこ踊り
- 三重県
- 8月
織豊時代、戦で亡くなった霊を鎮めるため、各地にかんこ踊りが広まった。江戸時代、山田奉行所から火薬が住民に提供され、この地では、手筒花火をともなったかんこ踊りが出来上がったと推測される。江戸時代から伝わるお盆の伝統行事「上條大念佛かんこ踊り」は毎年8月14日夜、伊勢市御薗町上條の公民館・児童公園で実施される。10〜60代で構成されたかんこ踊り保存会の30人が白装束で参加する。上條公民館から、前上條西方寺、裏上條高傳寺へとネリを行い、毎年交互にかんこ踊りが寺で行われた時代もあったが、花火が各寺の境内で焚けなくなって、公民館でかんこ踊り・手筒花火を実施するようになり、今に伝えられている。かんこで使用される鉦には嘉永3年の文字を見ることができる。
寺から公民館への道すがら辻々で行われるネリ、そして、児童公園での手筒花火、寺の住職の呼びかけに呼応して行われるかんこ踊り、祖先の霊を慰め、鉦と太鼓とほら貝が奏でるもの悲しい中にも力強い若者たちの踊りをぜひ見てください。